石州瓦Sekisyugawara
島根県西部の石見地域で生産される石州瓦。日本第2位の生産力を誇る地場の伝統産業です。
山間部は雪深く、日本海に面した町は日本海の荒波にさらされ、しばしば台風の通り道になる石見地方。
東西南北で様々な環境変化がある土地は珍しく、この環境の中で作られた石州瓦は様々な頑丈さをもつように400年前から作られ続けています。
石見地方の町並みを見ると、赤茶色の屋根がたくさんあることに気がつきます。石州瓦の特徴、釉薬瓦の町並みです。
今では、様々な種類の瓦が生産されています。
特徴1:特徴的な色合い。赤瓦の町並み
石見地方の町並みを見ると、独特の赤茶色の屋根が広がります。
これは、島根県東部の出雲地方でとれる来待石から作られた来待釉薬の色です。高温で焼成できる石見の都野津層の土と来待釉薬で絶妙な赤色を生み出しています。-
特徴2:耐火・耐水・耐寒・耐久・耐震・耐塩・耐酸・・優れた品質
石見焼をルーツにもつ石州瓦は、1300度と非常に高温で焼き上げます。良い土と釉薬を使い、高温で焼成した瓦は、非常に強く、様々な耐性に優れています。島根県は、海もあり、山もあり様々な自然の猛威に耐えるために常に品質向上がされてきました。
特徴3:和風~洋風 選べるカラー&デザイン!
和風建築に合う伝統的な瓦だけでなく、洋風建築に合う洋風瓦、壁や床に敷くことができるオシャレな壁瓦、床タイル、など様々な瓦が製造されています。-
特徴4:全国に広がる実績と信頼
石州瓦の製造量は、瓦製造として日本で第2位です。江戸時代より石見焼とともにその品質が認められ、古来より日本全国に出荷され、様々な町にある建物の屋根を守り続けています。
石州瓦についてもっと知りたい方へ
石州瓦についてもっと知りたい方は、石州瓦工業組合様のWEBサイト「屋根の学校」をご覧下さい。